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rankoの女子一人旅

マイルや海外発券で海外旅行をする人のブログ。JALが好き。

フィンランド ヘルシンキ 建築家アルヴァ・アアルトの家を訪れる

ヘルシンキ訪問の際、念願かなってアアルトの家に行ってきました。(2016年9月)

アルヴァ・アアルトは、フィンランドを代表する建築家です。
建築にとどまらず家具、食器、日用品・・アアルトのデザインは多岐に渡っており、たぶん彼のデザインを目にしたことある日本人も多いはずです。日本でもカフェの照明等に採用してるのをよく見ます。

そのアアルトが自身のためにこだわって建てた家が現在は公開されているのです。

フィンランド-ヘルシンキ-アアルトの家_リビング

閑静な住宅街の中にあるアアルト邸

アアルトの邸宅は閑静な住宅街にあります。
トラムでいうと4番Laajalahden aukio駅が最寄駅です。駅からは徒歩5分。楽しく歩ける距離です。海外の住宅街って見慣れない建物が面白くて歩くの好きです。

見学に予約は不要です。
最大の注意点ですが、このアアルトの家、完全入れ替え制で時間通り行かないと中に入れません。注意しましょう。そう、私は時間が合わずに以前のヘルシンキ訪問で入れず退散した人です。
入替え時間は13時、14時、15時、16時。この時間きっかりにアアルトの家の扉が開かれ、キュレータさんが中に案内してくれます。靴の上から、室内が汚れないようにナイロンカバーを足につけます。

いざ中へ。見学時間は1時間。次の回の見学者が待っているのできっちり決められていました。まず始めの30分はキュレータさんが丁寧に説明をしてくれます。1階から始まり2階まで丁寧に一部屋ずつ説明してくれました。説明は英語です。フィンランド語じゃないです・・良かった・・。質問タイムもありました。
後半は自由に見学できます。写真ももちろんOK。
キッチンなど一部は入れないところも有りますが、窓を開けたり、ベランダに出たり自由にすることが出来ました。

これはアアルトの家の1階部分の平面図。L字になっています。アトリエと住居部分があります。

フィンランド-ヘルシンキ-アアルトの家_平面図1F

アトリエ部分 職場と住宅が明確に分かれている

アアルトの家は、住居部分とアトリエ部分があり、アトリエ部分と住居部分の間はあえて一段段差が作られていて、明確に職場と住居部分が分かれていました。

また、リビングとアトリエの間に引き戸が付いていてしっかり分けることができるようになっていました。

フィンランド-ヘルシンキ-アアルトの家-書斎への入り口

書斎は中2階、階段を少し登ったところにあり、秘密基地のようにひっそりした入り口。

フィンランド-ヘルシンキ-アアルトの家_書斎

天井まで本棚があり、とっても落ち着いて本が読めそうでした。

キュレータさんがちょっと面白いことを話していました。

右手前に階段が写っていますが、この階段の上には2階のテラスに抜けることができる秘密の扉があります。

アアルトがこっそり会いたくない客人から逃げるために使ってたとか使ってないとか。

フィンランド-ヘルシンキ-アアルトの家_アトリエ

アトリエ部分を中2階の書斎部分から見下ろしました。広々として気持ち良いアトリエ。天井が高く2階まで吹き抜けになっています。

フィンランド-ヘルシンキ-アアルトの家-アアルトの机

平面図のアトリエ部分いちばんつきでた角の部分が、アアルトのデスクがある場所です。この場所だったら仕事はかどりそう。けど、気持ちよすぎてすぐ眠くなりそうw

リビング 室内がとても明るい

まず、驚くのがすごく気持ちいいんです。風が心地よく入ってくる。なんて快適な家なんだろうと思いました。大きな窓にかかっているのは、すだれ?フィンランド-ヘルシンキ-アアルトの家_書斎

さりげなくアアルトデザインの名作がたくさん写り込んでいますが、それぞれ丁寧にキュレータさんが説明してくれます。世にでることのなかった世界に一つだけのプロトタイプのテーブルの話など、興味深かったです。

訪れたのは9月頭、ヘルシンキは過ごしやすい時期だったので最高に気持ちよかったですが、たとえ真冬の日のささない時期でも日光が入るように計算された窓だそうです。家の正面から見ると窓が見当たらず、こんなにも家の中が開放的で明るいとは思いませんでした。

寒くないように二重窓になってるし、換気用に小さい窓もついてました。この辺り、日本の家屋とは違うんだなあとしみじみ感じました。

けどアトリエ部分の壁には目の見える高さに窓がないんですよ。集中できるようにあえて高い位置に設置されているそうです。

ダイニング 食器棚が実用的

フィンランド-ヘルシンキ-アアルトの家_食卓

食卓です。この食卓、伸縮できるのですが伸ばしたときに使う天板が食器棚の後ろに収納されていました。なんと機能的な・・!

 フィンランド-ヘルシンキ-アアルトの家_食器棚の後ろ

2階 アアルト家族だけの場所

アアルトの家は2階建てです。

2階部分は、ちょうど中心部分にリビングスペースがあり、取り囲むように主寝室、子供部屋が2部屋、客間、ウェットエリアがあります。

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落ち着けそうな寝室。寝室には大きなウォークインクローゼットがありました。

フィンランド-ヘルシンキ-アアルトの家_2Fリビング

このリビング部分には暖炉もありました。家族で集まってたんだろうなあ。 

フィンランド-ヘルシンキ-アアルトの家_床の間

こちらは客間。ちょっとこの客間をみて驚いたんですが、奥の部分、長椅子がおいてあるところ、完全に床の間ですよね?1階の窓にかかっていた簾といい、JAPANを見つけると日本人としては嬉しくなります。

フィンランド-ヘルシンキ-アアルトの家_テラス

広々としたテラスもあります。ここで日光浴したら気持ち良さそう。

フィンランドの人って、本当に日光浴好きですよね・・。曇ってる時には誰もいなかった公園が数時間後晴れた時、これでもかと日光をあびまくるフィンランド人だらけになっていたのを見た時には驚きました。

いつか、ポリ(ヘルシンキから片道4時間くらいかかる)にあるアアルトの傑作と名高いマイレア邸の見学に行ってみたいと思っていますが、今回アアルト邸をみてその思いが強くなりました。

またフィンランド行きたいなあ。